- 【Part 1】英語の「時間」はこう考える。
- 1. はじめに ー 日本語と英語、時間の考え方が違う
- 2. 英語の時間は「位置」と「距離」で動いている
- 3. 時制の基本ルール
- 4. 英語の時間前置詞まとめ
- 〜時間は“場所”と“動き”で感じる〜
- 🔹【at / on / in】= “時間の場所取り”
- 🔹【for / since / during】= “時間の中にどれだけいるか”
- 🔹【until / by】= “どこまで続く?どこまでに終わる?”
- 🔹【ago / before / after】= “今との距離・ある時点との前後”
- 🔹【まとめ:前置詞は“時間の動き”を表す】
- 〜この英語、秒で出せたらカッコいい〜
- 1. It’s about time.
- 2. Time flies.
- 3. In no time.
- 4. Just in time.
- 5. Behind schedule.
- 6. On time.
- 7. In time.
- 8. Any time.
- 9. Once in a while.
- 10. At the last minute.
- まとめ
- 6. 今日から英語の時間は「地図」で考えよう(まとめ)
【Part 1】英語の「時間」はこう考える。
〜時制と時間表現の地図〜
1. はじめに ー 日本語と英語、時間の考え方が違う
日本語の「時間」は感覚。英語の「時間」はルールと距離。
日本語は「昨日」「明日」でOK。でも英語は「いつ」「どこから」「どこまで」「どのくらい」をきっちり言う文化。ここが最大の違い。
2. 英語の時間は「位置」と「距離」で動いている
英語の時間=地図の感覚
英語は時間も場所と同じようにとらえている。だから “前置詞”(at / on / in など)が時間にもそのまま使われる。
▼基本の3つの考え方
イメージ | 前置詞 | 特徴 | 例文 |
---|---|---|---|
点(ピンポイント) | at | ある1点・瞬間 | at 3 o’clock(3時ちょうど) |
線(決まった日・曜日) | on | 日付や曜日などのライン | on Monday(月曜日に) |
面(広がり・範囲) | in | 月・年・時間帯などの大きな枠 | in April(4月に) |
▼その位置から「どこへ動くか?」が前置詞で決まる
動き | 前置詞 | イメージ | 例文 |
過去に向かう(今より前) | ago / before | 前にさかのぼる | 3 days ago(3日前) |
未来に向かう(今より後) | after | 後ろへ進む | after 5 o’clock(5時以降) |
中にいる(その期間の中) | for / during / since | その枠の中で滞在 | for 2 hours(2時間の間) |
まとめ図イメージ(説明)
- 今(Now)が中心にあって
- 手前(Before / Ago)=過去
- 向こう側(After)=未来
- その中にどれだけいるか(For / Since / During)
- 点(At)、線(On)、面(In)を場所取りする
これが英語の「時間表現の地図」。
→ 基本的で万能。特定の時間・出来事より「前」を表す。
3. 時制の基本ルール
英語の時間の流れは「いつ起こったのか」「今とどうつながってるか」が大事。
つまり「文の形(時制)」は、時間表現そのもの。
3.1 現在形(今・普遍・スケジュール)
▼使い方
- いつもそう
- 決まってること
- 変わらない事実
▼例文
- The train leaves at 3.
(その電車は3時に出発する) - The sun rises in the east.
(太陽は東から昇る) - I usually get up at 7.
(私は普段7時に起きる)
→「今のルール」を語ってるだけ。
3.2 過去形(もう終わったこと)
▼使い方
- 完全に過去
- 今とは切り離されてる
- 昔の出来事や一回限りの話
▼例文
- I met him yesterday.
(昨日彼に会った) - He was late.
(彼は遅刻した) - She lived in Tokyo.
(彼女は東京に住んでた)
→ 過去の話はその場で完結。
3.3 現在完了形(過去と今がつながる)
▼使い方
- 過去に始まって今も続いてる(継続)
- 過去に経験した(経験)
- 今ちょうど終わった(完了)
▼例文
- I have lived here for 10 years.
(10年間ここに住んでいる) - I have seen that movie.
(その映画を見たことがある) - I have just finished my homework.
(ちょうど宿題が終わったところ)
→「今に影響がある過去」
3.4 過去完了形(過去の中のさらに過去)
▼使い方
- 過去のある時点より前に起きたこと
- 過去の世界の中の「もっと前」
▼例文
- I had finished dinner before he came.
(彼が来る前に夕食は終わっていた) - She had lived in London before moving to Paris.
(パリに引っ越す前はロンドンに住んでいた)
→「2つの過去を比べる」
3.5 未来形(これからのこと)
▼使い方
- will(予測・意思)
- be going to(計画・準備)
- 現在進行形(決定してる予定)
▼例文
- It will rain tomorrow.
(明日雨が降るでしょう) - I am going to visit Kyoto next week.
(来週京都に行く予定) - We are meeting at 6.
(6時に会うことになっている)
→「今は無いこと」を話す時制
4. 英語の時間前置詞まとめ
〜時間は“場所”と“動き”で感じる〜
英語の時間前置詞は、「どこにいるのか」「どこからどこへ動くのか」を示す言葉。
日本語ではあいまいな感覚も、英語では正確に表現される。
🔹【at / on / in】= “時間の場所取り”
前置詞 | 感覚 | 使い方 | 例文 | 訳文 |
---|---|---|---|---|
at | 点・ピンポイント | 時刻、短い時間枠 | at 7 o’clock / at night | 7時に/夜に |
on | 線・面に乗ってる | 日付、曜日、特定の日 | on Monday / on July 5th | 月曜日に/7月5日に |
in | 広がり・枠の中 | 月、年、時間帯、未来 | in April / in 2025 / in the morning | 4月に/2025年に/朝に |
👉 感覚の違いで覚えるとラク!
- at → “点”
- on → “線”
- in → “面”
🔹【for / since / during】= “時間の中にどれだけいるか”
前置詞 | 意味 | 使い方 | 例文 | 訳文 |
---|---|---|---|---|
for | 〜の間ずっと | 継続する「期間」 | for 2 hours | 2時間の間ずっと |
since | 〜からずっと | 「起点」+継続 | since 2020 | 2020年からずっと |
during | 〜の間に | ある出来事の「中で」 | during the meeting | 会議の間に |
💡forとsinceは現在完了と仲良し。
💡duringは「何かの出来事中に」限定。
🔹【until / by】= “どこまで続く?どこまでに終わる?”
前置詞 | 意味 | ニュアンス | 例文 | 訳文 |
---|---|---|---|---|
until | 〜までずっと | 「そこまで続く」 | Wait until 6 o’clock. | 6時まで待って |
by | 〜までに完了 | 「その前に終わる」 | Submit it by 6 o’clock. | 6時までに提出してね |
✅ until → 継続イメージ(その時点までいる)
✅ by → 締切イメージ(その時点までに終わる)
🔹【ago / before / after】= “今との距離・ある時点との前後”
前置詞 | 使い方 | 例文 | 訳文 |
---|---|---|---|
ago | 今を起点に過去へ | 3 days ago | 3日前 |
before | ある時点より前 | before noon | 正午前に |
after | ある時点より後 | after the game | 試合のあとで |
👉 「ago」は必ず過去形とセットで使う(現在完了とはNG)
👉 「before / after」は時点を基準にできる便利ワード
🔹【まとめ:前置詞は“時間の動き”を表す】
〜この英語、秒で出せたらカッコいい〜
英語の「時間フレーズ」は生活・実況・会話でバンバン使われてる。
ルールよりも「音」で覚えてしまうのが早い世界。
Jonおすすめの「超定番 & ネイティブ感覚」集めたよ。
1. It’s about time.
そろそろだね / もういい加減〜してもいい頃だ
▼ドラマでよくある流れ
A: He finally got a job!(やっと仕事決まったんだって!)
B: It’s about time!(そりゃそうだろ!遅いぐらいだよ)
2. Time flies.
時間が経つのは早いね
▼MLB実況でも
Time flies when you’re having fun!
(楽しいと時間はあっという間)
3. In no time.
すぐに / あっという間に
▼使い方
He’ll be back in no time.
(すぐ戻ってくるよ)
4. Just in time.
ギリギリ間に合って
▼リアルな場面
I got there just in time.
(ギリギリ間に合った)
5. Behind schedule.
予定より遅れて
▼MLB実況パターン
We’re behind schedule due to the rain.
(雨の影響で予定より遅れてます)
6. On time.
時間通りに
▼シンプルだけど大事
The game started on time.
(試合は時間通りに始まった)
7. In time.
間に合って(セーフの感覚)
▼こんな場面
He got there in time to catch the train.
(電車に間に合うように着いた)
8. Any time.
いつでも / どういたしまして(カジュアル)
▼日常英語
A: Thanks!
B: Any time!(いつでもどうぞ!)
9. Once in a while.
たまに / 時々
▼ドラマでナチュラルに
I go out for drinks once in a while.
(たまには飲みに行くよ)
10. At the last minute.
土壇場で / ギリギリで
▼使い方
He canceled at the last minute.
(直前にキャンセルした)
まとめ
時間表現の英語は
→ 知識 × 音 × 状況 = 完全習得!
MLB実況やドラマは「時間のフレーズ」の宝庫。
知ってるだけで「聞こえ方」と「会話力」が一気に上がる世界!
6. 今日から英語の時間は「地図」で考えよう(まとめ)
英語の時間表現は、ただの文法じゃない。
それは「空間の感覚」=地図のようなもの。
- 点(at)に立ち、
- 線(on)を歩き、
- 面(in)の中で時間が流れる。
- その時間の中を進んだり戻ったりする(ago / before / after)
- いつから?どのくらい?どこまで?がはっきりしている(for / since / by / until)
これが英語の“時間の世界”だ。
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