基本動詞シリーズ第43弾:hang

動詞

✅ 「hang」のコアイメージ:ぶら下がる・垂れる・(そこに)いる

「hang」は、何かが上から支えられてぶら下がっているイメージが基本です。

そこから、「壁にかける」「物を吊るす」「友達と一緒にいる」「ぶらぶらする」といった意味に広がっています。

日常英会話では、「ぶらぶらする」「友達と過ごす」などのカジュアルな意味でも頻出です。

✅ なぜ「hang」はネイティブによく使われるのか?

1. 生活に根ざした動詞だから

「hang」は元々、物を吊るすという日常的な動作を表す基本動詞でした。

  • hang your coat on the hook(フックにコートをかける)

でもネイティブは、この「吊るす」=「何かにとどまる」というイメージを日常の感情や状況に広げていきました。


2. 感情的・心理的な文脈で使いやすいから

  • Hang on.(ちょっと待って)
     → 電話でも会話でもよく出てくる。文字通り“ぶら下がってて”という感覚。
  • Hang in there.(頑張れ/持ちこたえて)
     → 辛い時期を「ぶら下がってでも耐える」ことを励ます言葉。
  • Hang out with friends.(友だちとダラダラ過ごす)
     →「一緒に何となくとどまってる」感覚が元。

→ つまり、「hang」は人とのつながりや時間の感覚を表すのにピッタリなんです。


✅ 特に「Hang on」が好まれる理由

  • 🚩「ちょっとだけ待ってて」の定番
  • 🚩「電話切らないでね」の意味にもなる
  • 🚩「(今話すのは)早いよ、落ち着いて」というクッションにもなる

日本語だと「ちょっと」「まあまあ」「ちょっと考えさせて」など、間をつなぐ言葉が多いですよね?
英語ではその役割を Hang on. が自然に担ってくれるんです。


🟡まとめ

感覚表現日本語訳
何かにぶら下がっているHang on!待って!しがみついて!
精神的に耐えているHang in there.頑張って、持ちこたえて
一緒にだらっと過ごすHang out遊ぶ、ぶらぶらする
電話を切るHang up電話を切る/壁にかける

✅ 基本の使い方と例文

パターン例文日本語訳
hang + モノI hung my coat on the wall.コートを壁にかけた
hang + 人(※口語表現)Let’s hang out this weekend.今週末ぶらぶらしようよ
hang + in / on / upHang in there!がんばってね!
hang upI hung up the phone.電話を切った

✅ hang の変化形に注意!

  • 原形:hang
  • 過去形(一般的):hung(絵・コートなどを「かけた」)
  • 過去形(人を絞首刑にする):hanged(限定的に使う)

✅ He was hanged for his crime.(彼は処刑された)


✅ hang out の使い方がカギ!

「hang out」は「何となく一緒に過ごす」というカジュアルな表現で、特にアメリカ英語で頻出。

シーン例文
友達と遊ぶWe hung out at the mall all day.
誘うときDo you wanna hang out this Friday night?
何してた?I was just hanging out with my cousin.

✅ よく使うフレーズ

  • hang in there:あきらめないで、頑張って!
  • hang on:ちょっと待って(電話など)
  • hang over:二日酔いの状態(be hungover)
  • hang up:電話を切る

🟢 まとめ:「hang」は“ぶらさがる”から“つながる”へ

✔ 物理的に「かける・吊るす」 ✔ 気軽に「友達とつるむ(hang out)」 ✔ 応援・我慢・待機のフレーズにも大活躍!

👉「hang」はカジュアルで、人との距離を表す動詞として、日常会話でとてもよく使われます!

お知らせ一覧
2025年6月2日📚 テーマ:丁寧な依頼や申し出の“型”を身につけよう ✅ 1. 「Can I ~?」の意味と使い方 💬 意味:「~してもいい?」(自分の行動の許可を求める) 🔤 例文: Can I use your phone? → 電話借りてもいい? Can I sit here? → ここに座ってもいい? 💡「自分がこれをやってもいい?」という確認。相手に“OK?”と聞くイメージ ✅ 2. 「Could you ~?」の意味と使い方 💬 意味:「~していただけますか?」(相手への丁寧な依頼) 🔤 例文: Could you help me with this? → これ手伝っていただけますか? Could you turn the volume down? → 音を下げてもらえますか? 💡「Can you ~?」よりも丁寧な響き。職場や初対面の相手にはこちらがおすすめ。 🔁「Can you ~?」との違いは? 表現ニュアンス適した場面Can you ~?ややカジュアル友人・家族Could you ~?より丁寧ビジネス・初対面・目上の人 🧠 セットで覚えたい返し方 聞かれたときの返答日本語訳Sure! / Of course!いいですよ!No problem.問題ないですI’m sorry, but…申し訳ないけど…(断り) 🧾 結論:会話の“基本の型”として使える ✅ Can I ~? → 自分の行動を聞く(OKかどうか) ✅ Could you ~? → 相手に何かしてもらう(丁寧に) 両方とも 英会話の基本型。この型に乗せておけば、失礼にならず自然にやり取りできるよ! 🎯 なぜ「can(できる)」が「依頼」になるのか? 🔍 1. 英語では「能力」は「可能性=許可」に近い概念 ✔ 「Can you open the window?」を直訳すると: 「あなたは窓を開ける能力がありますか?」──これって変でしょ? でも英語では、「できる?」=やることに問題はない?=してくれる?」という確認の形**なんです。 🧠 ポイント:英語では「依頼」はストレートに言わない=“可能性の質問”にしてやんわり伝える ✅ 英語の思考パターン(依頼時): 「あなたはこれができる人ですか?」→「じゃあ、やってもらえますか?」 日本語なら: ❌「電気消す能力ある?」とは言わない✅「電気消してくれる?」と直接言う でも英語では、「Can you turn off the lights?」=能力を聞くふりをして、依頼している。 💡 実は「Can you ~?」は直訳しようとするから誤解する 英語表現本来の意味日本語の自然な訳Can you help me?あなたは手伝うことができる?(=お願い)手伝ってくれる?Can I use this pen?私はこのペンを使える?(=使っていい?)このペン使っていい? 🤝「Could you ~?」になるとどう変わる? Could は「can」の過去形だけど、丁寧に距離を取る表現として使われる。 「もっと控えめに」「失礼にならないように」という気遣いの文法。 ✔ Can you help me? → フレンドリーで自然✔ Could you help me? → フォーマルで丁寧 ✅ 結論: 「can」は“できる”という能力じゃない!英語では「してくれる可能性ある?」というソフトな依頼の形式。日本語の「お願いしてもいい?」を、能力を聞く形に“変換”して伝えてる。 🎯 英語の「Can you ~?」=婉曲表現なのに、日本語では「ストレートで失礼」に聞こえる理由 🔤 英語: Can you help me?→(直訳)あなたは私を手伝うことができますか? →(本意)手伝ってもらえるとうれしいです(=依頼) 🈂 日本語で「あなた、それできる?」と言ったら… これは普通、 ❌「バカにしてる?」❌「できないとでも思ってるの?」と**“能力を疑ってる”ように聞こえる**。 🧠 なぜこの違いが生まれたのか? ① 英語:個人主義+依頼も“相手の自由に任せる” Can you ~? = 命令ではなく「あなたの都合がよければ」という柔らかい前置き “No”も言いやすい文化なので、こういう表現が心地よい距離感になる 🔄「やるかどうかはあなた次第。でも、やってくれたらうれしいな」→ 英語ではこれが“礼儀正しい依頼” ② 日本語:空気を読む文化=“能力を問う”と感じたらアウト 「できる?」と言われると、 →「能力の有無を問われた」=上下が生まれる → だから 「お願いできますか?」や「~していただけませんか?」 の方が丁寧 🔚 結論:「can」はやさしい言い方。でも日本語訳は丁寧にならないと通じない 英語の形英語的ニュアンス日本語での自然な訳Can you ~?やってくれる?(カジュアルで優しい)お願いできる?/やってくれる?Could you ~?していただけますか?(丁寧で距離感あり)よろしければお願いできますか? ✨ 日本人がここを理解すると、英会話が一気にラクになる! 「Can you ~?」=能力を疑ってるのではない! むしろ英語では「丁寧で思いやりのある言い方」✨ [...]
2025年6月2日🟦 本当に「can=できる」でいいの? 「can」は学校で「〜できる」と習う。 でも、英会話では「Can you help me?(助けてくれる?)」や「Can I go now?(行っていい?)」など、 “できる”の意味とはちょっと違う使われ方が多い。 この記事では、「can」の本当の意味と、そこから枝分かれする使い方を体系的に整理します。 🟦 1. コアイメージ:「可能性の枠内にある」 「can」は本来、“〜が可能な状態にある”という意味。 つまり、「できる」ではなく「不可能ではない」。 これが「能力」「許可」「依頼」「推量」という複数の意味に分かれていく土台になる。 🟦 助動詞「can」の4つの意味の具体的な解説 ① 能力(技術・スキルとしての「できる」) 📘 例文:He can swim.(彼は泳げる) これは、いちばん基本の使い方。「肉体的・精神的にできる力がある」=スキルや知識が備わっている状態です。 ✅ ポイント 主語は「人」や「動物」 生まれつき or 習得した能力を示す 「できる」「できない」がはっきり分かれる行動で使うことが多い 📝 他の例 She can play the piano.(彼女はピアノが弾ける) They can speak Spanish.(彼らはスペイン語が話せる) ② 許可(状況的にOKなこと) 📘 例文:You can go now.(もう行っていいよ) この「can」は「能力」ではなく、「行ってもかまわない」という許可を表しています。 ✅ ポイント 行動そのものをしても問題ない=状況的にOKという判断 よく使われるのは「You can ~」「Can I ~?」 📝 他の例 You can use my computer.(私のパソコン使ってもいいよ) Can I come in?(入ってもいい?) 🔎「能力」ではなく、「やっても問題ないか?」の確認。→ 許されている範囲内かどうかを確認している。 ③ 依頼(してくれますか?というお願い) 📘 例文:Can you help me?(手伝ってくれる?) この「can」は「あなたがその行動をする能力があるか?」と聞くふりをして、やんわりお願いしている使い方です。 ✅ ポイント 英語では「命令」を避けるために、可能性を聞く=依頼という形式をとる カジュアルでよく使われる(より丁寧にしたいときは「Could you ~?」) 📝 他の例 Can you pass me the salt?(塩を取ってくれる?) Can you open the door, please?(ドアを開けてくれる?) 🔎 実際には能力は問題じゃない。→ 「あなたがその行動をしてくれたら助かる」というお願い。 ④ 推量(論理的に“ありえない”ことを示す) 📘 例文:That can’t be true.(それが本当なわけがない) ここでは「can」に**否定の“not”**がついて、「論理的にありえない=100%不可能だ」という強い否定の推量を表します。 ✅ ポイント 肉体的な「できない」ではなく、事実・現実として成り立たないことを指す 否定形(can’t / cannot)がよく使われる 📝 他の例 He can’t be serious.(彼が本気なはずがない) She can’t be at home now.(彼女が今、家にいるはずがない) 🔎 ここでは「可能性ゼロ」の意味。→ 主観的な確信に近い「ありえない」という判断 🔚 まとめ:同じ「can」でも使い方で意味が全然違う! 用法本質よく出る文型能力技術や知識がある主語 + can + 動詞許可やってOKな状況You can / Can I ~?依頼やってくれませんかCan you ~?推量(否定)論理的に不可能That can’t / He can’t ~ 🟦 3. 「依頼」に使われる理由 🔍 英語は直接命令を避ける文化 「Can you ~?」は本来「あなたにその能力があるか」を聞いている。 でも実際は、 「あなたがそれをやることに支障がなければ、お願いしたい」 という、やんわりした依頼。 つまり、英語では「可能性の確認」が「お願い」にすり替わる。 🟦 4. 日本語とのギャップ ✔ 日本語: 「できる?」は能力を疑ってるように聞こえる → 「失礼」や「上から目線」に聞こえることがある ✔ 英語: 「Can you ~?」はむしろ「やさしい依頼」 → “してくれる?”という距離感の取り方 🟦 5. まとめ:canは「できる」ではなく「可能性の中にある」 英語の「can」は「しても不自然じゃない」という状態の確認 そこから能力・許可・依頼・推量に枝分かれ 日本語に訳すときは、「できる」だけで捉えないことが大切! 👉 助動詞「can」は、“自分の意思”や“相手への気づかい”をやさしく表現するツールなんです。 🎯 can は本当に「できる」と訳していいのか? ✅ 結論から言うと… 場面によっては「できる」と訳してもいい。けれど、「できる」だけでは足りない。訳し方を固定してしまうと、本当の意味が見えなくなる。 🧠 「できる」という日本語の限界 日本語の「できる」は、とても便利な言葉だけど、実はとても広くてあいまいです。 たとえば: 技術的にできる(スキル) → 泳げる、英語を話せる 許可されている(ルール的にOK) → 車を運転していい 条件が整っている(状況的に可能) → 今なら行ける 気持ちがある(心理的に可能) → 今なら言える気がする ところが、英語の can は、これらを「区別して」表現します。 🔍 4つの意味に「できる」を当てはめると…? 英語日本語訳違和感の有無He can swim.彼は泳げる。✅ 違和感なし(能力)You can go now.あなたは今行ける。⚠️ やや不自然。「行っていいよ」が自然Can you help me?あなたは私を助けられますか?❌ 不自然。「手伝ってくれる?」が自然That can’t be true.それは本当でありえない。❌ 意味不明。「本当なわけがない」が自然 つまり、「できる」だけでは、 許可(go now) 依頼(help me) 推量(can’t be true) には正確に対応できない。 🧠 本当の「can」を理解するには? can の本質はこうです: 「その行動が、現実的に可能な範囲にあるか」→ それが 能力・許可・依頼・推量 という意味に枝分かれする だから、「できる」と訳すかどうかは… 能力の場合だけ自然 その他は、「していい」「してもらえる」「ありえない」など、場面に応じた訳が必要 ✅ まとめ:can は「できる」と訳してもいいが、それに縛られると誤訳になる 用法「できる」でOK?自然な訳し方能力✅ OK泳げる・話せる許可❌ やや不自然~していい依頼❌ 不自然~してくれる?推量❌ 不自然~のはずがない [...]
2025年6月2日🔤 基本の意味 「pick」は「選ぶ・拾う・摘む」というイメージを持つ動詞。基本的には「いくつかある中から、手で取って選ぶ」というニュアンスがあるよ。 🎯 なぜネイティブは「pick」をよく使うのか? 🪴 理由①:選ぶ行為は日常にあふれているから ネイティブが日々使う「選ぶ」動作には、形式ばらない**「pick」**がぴったり。 ✅ 例 pick a movie / pick a place / pick a time→ 映画や場所、時間など、日常の小さな選択で使う✅「choose」よりもカジュアルで口語的 💬 A: What do you want to eat? B: I don’t know. You pick. (何食べたい?ーわかんない。あなたが選んで。) 🔍日本語で「決めて」「選んで」ってよく言う場面。英語では You pick で済む。便利で自然。 🚗 理由②:「拾う・迎えに行く・買う」がぜんぶ言える便利な句動詞「pick up」があるから ✅ 例 pick up the phone(電話を取る) pick up my friend(友達を迎えに行く) pick up some groceries(食料品をちょっと買ってくる) 🔍「取る・拾う・ついでに何かする」など、日本語で動詞を分けてしまうところが、英語では pick up 一語で済む。 💬 I’ll pick you up at 7.(7時に迎えに行くよ) 🧠 理由③:ネガティブな意味でも感情が伝えやすい ✅ 例 pick on someone(からかう・いじめる)→ わざわざ人を選んで攻撃する=「目をつける」 💬 Stop picking on me! (いちいち私のことばかり言わないで!) 🔍ネガティブな感情表現も「pick」で簡単に伝わる。 🍽️ 理由④:「pick at」でちょこちょこした動作や心理が表せるから ✅ 例 pick at one’s food→ 食べ物をつつく → 食欲がない・気が乗らない 💬 He just picked at his dinner. (夕食をつつくだけだった) 🔍「心理+動作」を1つの動詞で伝えられる便利さがある。 🧾 結論:pickは「軽くて便利で感情も込められる」から使われる 特徴日本語との違い✅ 選ぶ行為にカジュアル「choose」はちょっと堅い・丁寧すぎる場合がある✅ 「手で取る」動作の比喩が多い日本語は意味ごとに動詞を分けることが多い✅ 感情を込めたニュアンス表現ができるpick on, pick at など✅ 日常動作に広く対応pick up だけで何通りもの意味をカバー ✅ よく使うフレーズと意味 表現意味備考pick up拾う、(人を)迎えに行く、買うとても頻出!句動詞として覚えたいpick out選び出す「pick up」と違い、選択の意味が強いpick onいじめる、目をつけてからかうネガティブな表現pick at少しずつ食べる食べ物をちょこちょこ触る感じ 🗣️ 会話での使い方 Can you pick me up at the station at 6? → 6時に駅まで迎えに来てくれる? I picked up some snacks on the way. → 道すがらお菓子をちょっと買ったよ。 She picked out a dress for the party. → 彼女はパーティー用のドレスを選んだ。 Stop picking on your little brother! → 弟をいじめるのはやめなさい! He just picked at his food and didn’t eat much. → 食べ物をちょこちょこつつくだけで、あまり食べなかった。 💡 覚えておきたいポイント pick は「迷って選ぶ・手で取る」イメージ。 「何を pick するのか(目的語)」と、「どこから(from 〜)」を意識すると文が自然になるよ。 [...]
2025年6月1日は? ✅ 「perfect=完璧」は正しい。でも、それだけではない! 多くの日本人学習者は「perfect=完璧」と覚えています。確かにこれは正解です。けれど、ネイティブが使う「perfect」 には、もっと広くて柔らかい意味があるのをご存じでしょうか? たとえば: A: Let’s meet at 3.  B: Perfect! この「Perfect!」は「それで完璧!」という意味ではなく、 「ちょうどいい!」「ばっちり!」といった 肯定・同意・満足 のニュアンスで使われています。 ✅ 「perfect」=完成されている・問題ない・ちょうどいい 英英辞典では、perfect はこう説明されています: having everything that is necessary; complete and without faults or weaknesses つまり、「必要なものがすべて揃っていて、欠点がない状態」。 「完璧」= flawlessness ではなく、**「理想に近い状態」「文句なしの適合」**を意味することが多いんです。 ✅ よくある「Perfect!」の使い方 シーンセリフニュアンス約束に同意3時に集合でいい? → Perfect!それでOK / 問題なし!サービスに満足Did everything work out? → Yes, perfect.ばっちりだったよ説明が伝わった時Is that clear? → Perfect.理解できました ✅ 日本語にない「Perfect」の軽さと柔らかさ 「完璧」という日本語は、ストイックで高い完成度を連想させがちですが、英語の「Perfect」はもっと会話に寄り添った、柔らかい満足感を表します。 ちょうどいいね! それ、最高! いいじゃん! こんなニュアンスです。 ✅ まとめ perfect は「完璧」だけじゃない 会話では「それでOK」「いいね!」の意味で多用される 肩の力を抜いた「満足」「同意」の表現がネイティブ感 💬 次回は “fine” や “great” のような 日本語訳しづらいポジティブ単語を取り上げます。 [...]
2025年5月31日英語を学ぶとき、「probably」「maybe」「perhaps」「likely」などの副詞の違いに悩む人が多いですが、 実はその違いは 「可能性の度合い」よりも、構文や会話での自然さ にあります。 ✅ 基本の使い分け早見表 副詞構文上の注意口語的自然さ備考probably「I think」の後ろに入れやすい → I think he’ll probably come.◎ とても自然最も一般的、会話にも書き言葉にも使えるmaybe文頭や文末が自然 → Maybe he’ll come.○ 少しカジュアル文頭で使う方が圧倒的に多いperhapsPerhaps he’ll come. はOK。やや硬い印象△ フォーマル書き言葉や丁寧な会話でよく使うlikely「be likely to」の形を取る → He is likely to come.◎ とても自然文法構造が異なる(形容詞) 🎙️ 会話での使い方:実例でチェック! probably(おそらく) A: Do you think he’ll come to the party? B: I think he’ll probably come. maybe(もしかしたら) A: Will she join us later? B: Maybe. She didn’t say anything. perhaps(たぶん) A: Why is the store closed? B: Perhaps they’re on holiday. likely(〜しそう) A: Is it going to rain tomorrow? B: It’s likely to rain in the afternoon. 🧠 学習のポイント: probably がもっとも柔軟で頻出。迷ったらまずこれ。 maybe は構文的に “I think maybe” よりも “Maybe” 文頭が自然。 perhaps はニュース・文章・フォーマルなやり取りに適している。 likely は副詞ではなく形容詞。構文ごと覚えることが大切。 🟢 まとめ:英語副詞は「意味」よりも「構文」で使い分けよう! 英語ネイティブは、「多分・おそらく」のニュアンスの差よりも、 その副詞が自然に聞こえる位置・構文を重視しています。 だからこそ、日本人学習者にとっては「意味を比較する」のではなく、 会話の形に合わせて自然な使い方を覚えることが近道です! 副詞の「置き場所」や「構文」が変われば、伝わる印象もガラッと変わります。 [...]
2025年5月31日「多分・おそらく」は英語でどう使い分ける? ~ probably / maybe / perhaps / likely の違い ~ ✅ はじめに 日本語では「多分」「おそらく」はほぼ同じように使えますが、英語では 使い方・響き・確率のニュアンス が異なります。ネイティブは状況に応じてこれらを自然に使い分けています。 ✅ 1. probably(おそらく・たぶん) 確率:70〜90%くらい→「たぶんそうなると思うよ」くらいの高めの予測。 📌 使い方: 会話でも文章でもよく使われる 肯定文が多い(否定文にはやや不自然) 🗣️ 会話例:A: Is he coming to the party?B: He’s probably coming.(たぶん来ると思うよ) ✅ 2. maybe(たぶん・もしかすると) 確率:40〜60%くらい→「あるかも」「ないかも」どちらもあり得る感じ。 📌 使い方: カジュアルで日常的 文の先頭によく来る 🗣️ 会話例:A: Are you free tomorrow?B: Maybe. I have to check my schedule.(たぶん。スケジュールを確認してみないと) ✅ 3. perhaps(おそらく・たぶん) 確率:50〜70%程度→ maybe に近いが ややフォーマル な響き。 📌 使い方: 書き言葉でよく見かける 丁寧な印象を与える 🗣️ 会話例:Perhaps we should wait a little longer.(もう少し待った方がいいかもしれませんね) ✅ 4. likely(〜しそうだ・〜の可能性が高い) 確率:80%くらい→ probably に近いが、「形容詞」として使う。 📌 使い方: be likely to + 動詞 で使う 主語に対して「可能性が高い」と述べる 🗣️ 会話例:She’s likely to be late again.(彼女はまた遅れそうだ) ✅ 比較まとめ表 単語確率の目安文体特徴・イメージprobably70~90%普通たぶんそうなるだろうmaybe40~60%カジュアルあるかも・ないかもperhaps50~70%フォーマル書き言葉や丁寧な表現で使われるlikely80%ややフォーマル「可能性が高い」形容詞表現 ✅ ネイティブがどう使い分けるか? 普段の会話では →「maybe / probably」 ちょっと丁寧に言いたい時 →「perhaps」 文法的に述べたい時 →「likely to」 🟢 まとめ 日本語では一言「たぶん」で済んでしまうところも、英語では 確率・文体・相手との関係性 によって適切な副詞が変わります。シーンに応じて使い分けられるようになれば、英語のニュアンス力が格段にアップします! [...]
2025年5月31日✅ 構文の形と意味 I’d like to + 動詞の原形 =「~したいのですが」「~させてもらいたいです」 ➡︎ “I would like to ~” の短縮形。 丁寧で控えめな印象を与える「希望・依頼」の表現です。 ✅ 「want to」との違いは? 表現ニュアンス例文want to ~率直でカジュアルI want to go now.(今行きたい)I’d like to ~丁寧で控えめな印象I’d like to go now.(今行きたいのですが) ✅ “want to” は日常会話でよく使われますが、 初対面や丁寧な場面では “I’d like to” が好まれます。 ✅ よく使う例文 I’d like to make a reservation.(予約をしたいのですが) I’d like to try this dish.(この料理を試してみたいです) I’d like to speak with the manager.(マネージャーと話したいのですが) I’d like to go there someday.(いつかそこに行ってみたいです) I’d like to take a short break.(少し休憩を取りたいです) ✅ 会話での自然な使い方 👩‍💼 A: May I help you? 🧑‍💼 B: Yes, I’d like to open a bank account.(はい、口座を開設したいのですが) ✅ 会話例①:レストランで注文する時 A: Hello, may I take your order?B: Yes, I’d like to have the grilled salmon, please.(はい、グリルサーモンをお願いします。) ✅ 会話例②:初対面で自己紹介の場面 A: What brings you here today?B: I’d like to learn more about your company.(御社についてもっと知りたいと思いまして。) ✅ 会話例③:旅行の計画について A: Where do you want to go next summer?B: I’d like to visit Italy.(イタリアに行きたいと思ってるよ。) ✅ 会話例④:職場でお願いごと A: Do you need help with anything?B: I’d like to finish this report by today, if possible.(できれば今日中にこの報告書を終わらせたいです。) ✅ 会話例⑤:デートの誘い方 A: Do you have any plans this weekend?B: Not yet.A: I’d like to take you to a new café downtown.(ダウンタウンの新しいカフェに一緒に行きたいんだけど。) ✅ 応用表現:名詞目的語と組み合わせて I’d like a cup of coffee.(コーヒーを一杯いただきたいです) I’d like some help.(少し手伝ってほしいです) ➡︎ 目的語が名詞のときは I’d like + 名詞 でもOK! 🟢 まとめ ✔ “I’d like to ~” は英会話でよく使われる丁寧な基本構文。 ✔ 「want to ~」よりも控えめで、ビジネスや初対面でも安心して使える。 ✔ 覚えておくと、表現の幅が一気に広がります! [...]
2025年5月31日ネイティブが使い分ける、意外と知らない視点 ◼ なぜ「wait」だけじゃだめなの? 日本語では「待って」は1言ですむけれど、英語では「どう待つか」まで考えるのがネイティブの覚醒。 一言に「待って」と言っても、想いは伝わらないことも。 ◼ よく使われる3大表現 ✨ wait 【基本、一般的、但し正式的】 意味:ただ止まって待つ 場面:公式な場所/文法的に正しい表現 例: Please wait here. Can you wait a moment? △カジュアルな場面では、かなりこわく聞こえる場合もあるので、“Hang on” や “Hold on” の方が自然なことも。 ✨ hang on 【カジュアル&視点返上】 意味:ちょっと待って。そのままで。耐えて 場面:友人、家族、カジュアルな電話対応 例: Hang on! I’ll be right there. Hang on, you’re doing great! △ 不安な状況を持ちこたえて、誰かを助けたいという気持ち も含まれる表現 ✨ hold on 【ややていねい、電話でよく使う】 意味:そのままで待つ / 切らないで 場面:電話対応、ビジネス場面 例: Hold on, I’ll check. Hold on a second. △続けて聞いてね!という、コミュニケーションを切らない気配りを示す ◼ この三つの違いを表にまとめると 表現ニュアンスフォーマル度使用場面wait基本。止まる。味添えなし○️️️公式、正式、文法的hang onカジュアル。耐えろ、がんばれ○️️友人、カジュアル、誘導hold on切らないで。続けて○️️️電話対応、ビジネス ◼ その他の「待って」表現 Just a sec / Just a minute 意味:ちょっとだけ待って Give me a moment 意味:少しだけ時間ください Bear with me 意味:(一時的な)不便を耐えて付き合ってね カスタマーサービスでよく使われる ◼ まとめ:ネイティブの「待って」は感覚表現 日本語の「待って」をそのまま翻訳するのは危険! ネイティブは「どんな気持ちで待ってほしいか」を言葉にしています。 それこそ、カジュアルでも人sensitiveな表現が流行っているのです。 [...]
2025年5月31日✅ 「hang」のコアイメージ:ぶら下がる・垂れる・(そこに)いる 「hang」は、何かが上から支えられてぶら下がっているイメージが基本です。 そこから、「壁にかける」「物を吊るす」「友達と一緒にいる」「ぶらぶらする」といった意味に広がっています。 日常英会話では、「ぶらぶらする」「友達と過ごす」などのカジュアルな意味でも頻出です。 ✅ なぜ「hang」はネイティブによく使われるのか? 1. 生活に根ざした動詞だから 「hang」は元々、物を吊るすという日常的な動作を表す基本動詞でした。 hang your coat on the hook(フックにコートをかける) でもネイティブは、この「吊るす」=「何かにとどまる」というイメージを日常の感情や状況に広げていきました。 2. 感情的・心理的な文脈で使いやすいから Hang on.(ちょっと待って) → 電話でも会話でもよく出てくる。文字通り“ぶら下がってて”という感覚。 Hang in there.(頑張れ/持ちこたえて) → 辛い時期を「ぶら下がってでも耐える」ことを励ます言葉。 Hang out with friends.(友だちとダラダラ過ごす) →「一緒に何となくとどまってる」感覚が元。 → つまり、「hang」は人とのつながりや時間の感覚を表すのにピッタリなんです。 ✅ 特に「Hang on」が好まれる理由 🚩「ちょっとだけ待ってて」の定番 🚩「電話切らないでね」の意味にもなる 🚩「(今話すのは)早いよ、落ち着いて」というクッションにもなる 日本語だと「ちょっと」「まあまあ」「ちょっと考えさせて」など、間をつなぐ言葉が多いですよね?英語ではその役割を Hang on. が自然に担ってくれるんです。 🟡まとめ 感覚表現日本語訳何かにぶら下がっているHang on!待って!しがみついて!精神的に耐えているHang in there.頑張って、持ちこたえて一緒にだらっと過ごすHang out遊ぶ、ぶらぶらする電話を切るHang up電話を切る/壁にかける ✅ 基本の使い方と例文 パターン例文日本語訳hang + モノI hung my coat on the wall.コートを壁にかけたhang + 人(※口語表現)Let’s hang out this weekend.今週末ぶらぶらしようよhang + in / on / upHang in there!がんばってね!hang upI hung up the phone.電話を切った ✅ hang の変化形に注意! 原形:hang 過去形(一般的):hung(絵・コートなどを「かけた」) 過去形(人を絞首刑にする):hanged(限定的に使う) ✅ He was hanged for his crime.(彼は処刑された) ✅ hang out の使い方がカギ! 「hang out」は「何となく一緒に過ごす」というカジュアルな表現で、特にアメリカ英語で頻出。 シーン例文友達と遊ぶWe hung out at the mall all day.誘うときDo you wanna hang out this Friday night?何してた?I was just hanging out with my cousin. ✅ よく使うフレーズ hang in there:あきらめないで、頑張って! hang on:ちょっと待って(電話など) hang over:二日酔いの状態(be hungover) hang up:電話を切る 🟢 まとめ:「hang」は“ぶらさがる”から“つながる”へ ✔ 物理的に「かける・吊るす」 ✔ 気軽に「友達とつるむ(hang out)」 ✔ 応援・我慢・待機のフレーズにも大活躍! 👉「hang」はカジュアルで、人との距離を表す動詞として、日常会話でとてもよく使われます! [...]
2025年5月31日🗣️ 赤ちゃんと言葉のふしぎな関係 赤ちゃんは最初、言葉を話せません。でも1歳ごろになると、「ママ」「パパ」と言いはじめますよね。まるで魔法のように思えますが、じつはこれ、**「聞く力」と「まねる力」**のおかげなんです。 👂 すべては「聞くこと」から始まる 赤ちゃんは、生まれたときから、いえ、お腹の中にいるときから「声」を聞いています。意味はわからなくても、言葉のリズムや音、メロディーをずっと吸収しています。これは「インプット(入力)」と呼ばれ、赤ちゃんの脳はこの時期、特に人の声に敏感なんです。 👶 とにかくまねしてみる 最初は「あー」「うー」などの音しか出せませんが、やがて聞いた音をまねするようになります。うまく言えなくても気にしません。何度もトライします。そして少しずつ、言葉になっていくのです。 ➡️ 実はこれ、英語学習と同じなんです!赤ちゃんと同じように、たくさん聞いて、まねして、話してみる。間違えても気にせず、何度もチャレンジすることが大切なんですね。 🧠 だから、大人も「赤ちゃんの真似」をすればいい 赤ちゃんは、 言葉の意味がわからなくても聞き続け 正しく言えなくても気にせずまねし 何度も声に出してみて いつの間にか「話せる」ようになっています。 これは英語学習にもまったく同じことが言えるんです。 ✅ 大人も、「英語がわからないから話せない」のではなく、✅ 「意味がわからなくても、まずまねてみる」ことが大切なんです。 「赤ちゃんみたいにまねをしていいの?」と思うかもしれませんが、**それこそが「言葉を身につける一番自然な方法」**なんです。 だから、英語もたくさん聞いて、まねして、声に出して、少しずつでも続けていれば、「話せるようになってる自分」に出会える日が来ます。 ✅ 今日のまとめ 赤ちゃんは、学校のように「学ぶ」のではなく、自然に「身につけている」。 聞いて、まねして、声に出す。 間違いを恐れず、何度も試す。 💬 今日のひとこと英語 “It’s OK to make mistakes.”(間違えても大丈夫。) 赤ちゃんのように、間違えることを怖がらず、まずは「使ってみる」こと。英語学習にぴったりのマインドセットですね。 まずは、ABCソングから始めてみませんか?こちらです👉 [...]
2025年5月30日✅ I feel like ~ 構文特集 (「~したい気がする」「~っぽい気分」など、感覚・感情を表す便利フレーズ) I feel like + 名詞 / 動名詞(~ing)→ 「~したい気分」「~のような気がする」 この表現はとてもカジュアルで、感情や気分をやわらかく伝えられる日常英語。 ✅ 「I feel like ~」が “want to” とは違う理由 そして、なぜ英会話の「基本構文」なのか? 🔍 1. 「I want to ~」との違いを明確にしよう 表現意味ニュアンスカジュアル度圧の強さI want to ~~したいはっきりと意志を表すややフォーマル強い(自己主張)I feel like ~~したい気分気持ち・感覚の共有カジュアル・自然弱め(柔らかい印象) 🗣 例文比較 I want to eat ramen.→ 「ラーメン食べたい(はっきりと希望)」 I feel like eating ramen.→ 「ラーメンな気分だなぁ(ふんわりした願望)」 ✅ ネイティブの感覚では… I want to ~ は「自分の意思を強く伝える」 → 子どもや強い主張が必要なときに使われがち I feel like ~ は「気持ちを共有する」自然なトーン → 大人同士の会話、友人との気軽なやりとりに最適! ✅ なぜ「I feel like ~」が “基本構文” と言えるのか? ① 会話でとにかくよく出てくる 食事・予定・天気・気分… どんな場面でも「~な気分だ」って言いたいときに使える ② 形がシンプルで応用が効く I feel like eating / going / staying / doing nothing… I feel like a fool / a kid / myself again… ③ ニュアンスを大事にする英会話に欠かせない 英語は「事実」より「感覚」を大事にする言語 → I want to よりも柔らかく、人との距離感を保てる ✅ こんな場面で I feel like が活躍! シチュエーション例文🌧 雨の日I feel like staying home today.🍕 食欲の波I feel like eating pizza tonight.😩 落ち込んだ時I feel like a loser.😌 幸せな瞬間I feel like I’m finally at peace. ✅ 日本人が「want to」だけを使いがちな理由 学校英語で “I want to ~” ばかり教わる 書き言葉・文法に偏って「気持ち」や「ニュアンス」の表現が学べない その結果、「I want to ~」しか選択肢がない状態になる ✅ まとめ I feel like ~ は、「言いたいこと」を伝えるというより、「気持ちを分かち合う」ための英語表現。 だからこそ、英会話の基礎になるんだよ。 🔍 2. よくある使い方と例文 パターン例文意味I feel like + 動名詞I feel like eating pizza.ピザが食べたい気分I feel like + 名詞I feel like a fool.バカみたいな気分I feel like + that 節I feel like that’s not true.それは本当じゃない気がするI feel like + 人(口語)I feel like him today.今日は彼みたいな気分 🔍 3. 応用パターン:It feels like ~ とどう違う? I feel like ~ → 主語が「自分の気持ち」を述べる It feels like ~ → 状況全体がそう感じられる(客観的) 例: I feel like crying.(泣きたい気分) It feels like it’s going to rain.(雨が降りそうな感じ) 🔍 4. 会話でよく使うフレーズ集 I feel like going out tonight. → 今夜は出かけたい気分だな I don’t feel like studying today. → 今日は勉強する気になれない Do you feel like talking about it? → その話する気ある? I feel like something’s wrong. → なんか変な気がする 🔍 5. まとめ 💡**「I feel like ~」は感覚・感情に正直な英語**・無理なく自然に使える・相手に圧を与えない・カジュアルだけど思いやりがある印象 📝次回:vol.4 は「I’d like to ~」を予定しています! [...]
2025年5月29日動いているものを受け止める 🎯「catch」のコアイメージ:動いているものを受け止める 「catch」は、**動いているものを“つかまえる・受け止める”**という感覚が中心です。目に見えるもの(ボール・電車・人)だけでなく、目に見えないもの(病気・言葉・チャンス)まで、**流れていくものを「パッと反応して受け止める」**のがこの動詞の特徴です。 🎯 ネイティブが「catch」をよく使う理由とは? ネイティブにとって「catch」は、一瞬の反応を表現する便利な言葉。たとえば: 相手の言葉が「聞き取れた」かどうか 電車やバスに「間に合った」かどうか 風邪やチャンスを「逃さず受け止めた」かどうか これらの感覚を一語で表せる便利さが、ネイティブにとっての「catch」の魅力です。 🎯 基本の使い方と例文 パターン例文日本語訳catch + モノI caught the ball.ボールをつかんだcatch + 人The police caught the thief.警察が泥棒を捕まえたcatch + 乗り物I caught the last train.最終電車に間に合ったcatch + 病気He caught a cold.彼は風邪をひいたcatch + 言葉/注意Did you catch what she said?彼女の言ったこと、わかった? 🎯 よく使われるフレーズ・句動詞 catch up (with/on) ~ 意味:追いつく 例:I need to catch up on my work. (仕事の遅れを取り戻さなきゃ) catch someone off guard 意味:不意を突く 例:That question caught me off guard. (その質問に不意を突かれた) catch fire 意味:燃え出す 例:The engine caught fire. (エンジンが火を噴いた) catch sight of ~ 意味:~をチラッと見る/見つける 例:I caught sight of her in the crowd. (人混みで彼女を見かけた) catch a movie 意味:映画を観る(カジュアル) 例:Wanna catch a movie tonight? (今夜映画観に行かない?) 🎯 会話での活用ポイント(+会話例) 🎧 聞き取る・理解する Did you catch that?(今の聞こえた?) 会話例:A: The meeting’s been moved to 3.B: Sorry, did you catch that?A: I said the meeting’s at 3.(A:ミーティングが3時に変更になったよ。B:ごめん、今の聞き取れた?A:3時に変わったって言ったんだよ。) 🕐 間に合う・とらえる I caught the deadline.(締切に間に合った) 会話例:A: You looked so stressed yesterday!B: Yeah, but I caught the deadline just in time.(A:昨日すごく焦ってたよね!B:うん、でもギリギリで締切に間に合ったよ。) 💡 チャンスを逃さない Catch the opportunity!(チャンスをつかめ!) 会話例:A: There’s an opening at that company you like.B: Really? I should apply.A: Go for it. Catch the opportunity!(A:君が好きな会社に空きが出たってさ。B:本当?応募してみようかな。A:やってみなよ。チャンスを逃すな!) 👋 挨拶でも登場! Catch you later!(またね!) 会話例:A: I gotta run. Talk to you soon.B: Sure thing. Catch you later!(A:もう行かなきゃ。またね。B:了解。また後で!) 🟢 まとめ:catch の感覚をつかもう! ✔ 目に見えるものをつかむ(ボール・人)✔ チャンス・電車・病気など「流れていくもの」をとらえる✔ 聞き取る・理解するという抽象的な意味でも使える✔ ネイティブが好む「短くて感覚的な」表現ができる便利な動詞! [...]
2025年5月27日「助ける・手伝う」だけじゃない、“寄り添い型”の英語 英語の “help” は、ただ「助ける」っていう行為じゃない。 相手の立場に立って、“できないことを一緒にやってあげる”――そんな**「寄り添い」の気持ちが根っこにある動詞**なんです。 手を差し伸べる。背中を押す。側にいて見守る。help には、**目に見える行動だけじゃない“やさしさ”**が込められています。 ✅ 1. help のコアイメージ help = 相手が困っている or 一人でできないことを支える 「手伝う」「力を貸す」だけじゃなく、気持ちを添える動詞 日本語の「助ける」よりも日常的で軽やかに使える ✅ 2. 基本パターンと例文 形例文意味help + 人Can you help me?手伝ってくれる?help + 人 + with + 名詞She helped me with my homework.宿題を手伝ってくれたhelp + 人 + to 動詞He helped me to carry the box.その箱を運ぶのを手伝ってくれたhelp + 人 + 動詞(原形)He helped me carry the box.(to なしでもOK) ✅ “to” はあってもなくても正解!(意味は変わらない) ✅ 3. よく使われるフレーズ Can I help you?(いらっしゃいませ/何かお手伝いしましょうか?) Let me help you.(手伝わせて) Thanks for your help.(手伝ってくれてありがとう) He can’t help it.(彼にはどうしようもない) ✅ 4. イディオム・関連表現 表現意味例文help yourself (to〜)自由に取って/どうぞHelp yourself to some cake.help out手助けする・手伝う(カジュアル)Can you help out with the dishes?can’t help doing~せずにいられないI can’t help laughing.(笑わずにいられない) ✅ 5. help / support / assist の違い 動詞意味ニュアンスhelp手助けする一番カジュアルで日常的support支援する精神的・経済的な支えにも使えるassist補助するフォーマルで限定的な支援(医療・スポーツなど) ✅ まとめ:help は「そばにいる」動詞 物理的にも、気持ち的にも寄り添って支える動詞 日常会話でもビジネスでも万能 ネイティブにとって help は「声をかける勇気」そのもの 💬 「できないなら助けるよ」じゃない。💬 「一緒にやってみようか?」――それが英語の help。 [...]
2025年5月25日「呼ぶ・電話する」だけじゃない、“つながり”を生む動詞 “call” は単なる電話の動詞じゃない。 何かを「呼ぶ」「名付ける」「声をかける」――すべてに共通するのは、**「距離を超えてつながろうとする動き」**なんです。 だから call は、名前を呼ぶのも、電話をかけるのも、誰かの心を引き寄せるときに使われる英語なんです。 ✅ 1. call のコアイメージ call = 離れた相手に向けて “名前・声・指示” を投げかける 電話だけじゃなく、呼びかける・名付ける・呼び寄せるも call の意味 声を出さなくても「意思や指示を届ける」ことができる動詞 ✅ 2. 基本パターンと例文 形例文意味call + 人He called me.彼が私を呼んだ(声をかけた)call + 人 + 名称They called him a genius.彼のことを天才と呼んだcall + 人 + 役職名They called her the manager.彼女をマネージャーと呼んだcall + 人 + at/on + 番号You can call me at 123-456.123-456 に電話してね ✅ 3. よく使うフレーズ Call me anytime.(いつでも電話して) What do you call this in English?(これ英語で何て言うの?) Call for help.(助けを呼ぶ) Call someone over.(誰かを呼び寄せる) Call it a day.(今日はこれで終わりにしよう) ✅ 4. 「電話する」以外の使い方 表現意味ニュアンスcall for + モノ/行動~を要求する社会的・正式な語調もありcall out + 人/名呼びかける・名指しで非難するSNSでもよく登場する動詞be called + 名~と呼ばれるMy dog is called Momo. ✅ 5. say / tell / ask / call の違い 動詞主な意味説明say言う内容重視tell伝える相手重視ask求める相手に何かしてもらうcall呼ぶ/電話する/名付ける名前や存在に意識を向ける ✅ まとめ:call は「声・つながり・名づけ」の動詞 誰かを呼ぶ/つなげる/名前を与える 自分の意思を「届けたい」ときに使う動詞 電話も声かけも同じ「関係をつくる」行為だから、call は心の距離を近づける動詞 📞 呼ぶ・かける・名付ける。どんな場面でも、「相手を意識してつながろうとする動詞」。それが call です。 [...]
2025年5月25日「聞く」「頼む」だけじゃない、“気持ちを向ける”動詞 「ask」って、ただ“質問する”じゃないんです。英語で ask を使うとき、そこには**「相手に気持ちを向ける」**というニュアンスがあります。 なにかを尋ねるときも、お願いするときも、呼びかけるときも――相手の反応を信じて、「声をかける」という前向きな動き。 それが ask の本質です。 ✅ 1. ask のコアイメージ ask = 相手に向かって「答え」や「行動」を求める 聞く(質問) 頼む(依頼) 呼ぶ(要請) 相手に何かリアクションを期待してアクションを起こす動詞 ✅ 2. 基本パターンと例文 形例文意味ask + 人 + 質問I asked him his name.彼に名前を聞いたask + 人 + for + モノI asked her for help.彼女に助けを頼んだask + 人 + to + 動詞He asked me to wait.彼は私に待つよう頼んだask + if / whetherShe asked if I was okay.彼女は私が大丈夫か尋ねた ✅ 3. よくあるフレーズ Can I ask you something?(ちょっと聞いてもいい?) Don’t be afraid to ask.(遠慮せずに聞いて) Ask around.(周りの人に聞いてまわって) Ask for directions.(道を尋ねる) 📌 “ask” は「情報」だけじゃなく「助け」や「許可」も求められる! ✅ 4. よく使われる句動詞・イディオム(ネイティブの定番) 句動詞意味使い方・例文ask for~を頼む・求めるCan I ask for a favor?(お願いがあるんだけど)ask aroundあちこちで尋ねるI’ll ask around.(人に聞いてみるよ)ask out誘い出す(デート)He asked her out.(彼は彼女をデートに誘った)ask after~の様子を尋ねるShe asked after your father.(お父さんを気にかけてたよ) 💬 ask の句動詞は、「声をかける」動作がいろんな形に広がったもの! ✅ 5. ask / tell / say の違い(よく混同される!) 動詞意味特徴ask質問・依頼相手に何かを“求める”tell伝える・指示相手に“情報を渡す”say言う言葉そのものに焦点(誰に言ったかは薄い) ✅ 6. “ask” はこんな場面で生きる! 👂 情報を得たいとき I asked what time it was.(何時か尋ねた) 🤝 助けてほしいとき She asked me for advice.(アドバイスを求められた) 📝 丁寧なお願いとして Could I ask you to send this email?(このメールを送ってもらえますか?) ✅ まとめ:ask は「声をかける」勇気の動詞 聞く・頼む・尋ねるをすべてカバーする超重要動詞 相手の答えやリアクションを信じて行動することが ask の本質 “Just ask.” には、「ためらわず言ってごらん」という優しさがある 📘 あなたが「言おうかな、やめようかな」と迷ってるとき――英語なら、”Just ask.” がそっと背中を押してくれます。 [...]

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