副詞の位置で意味が変わる!only / even / just の使い分け
英語では、副詞の位置によって意味が大きく変わることがあります。
今回は特に混乱しやすい副詞 only / even / just に注目して、具体例とともに丁寧に解説します。
▶ only:限定の副詞「〜だけ」
only は「〜だけ」と範囲を限定する副詞です。
ただし、文のどこに置くかで何を限定するかが変わるので注意しましょう!
📌 例文比較
- Only I saw him.
→ 私だけが彼を見た(主語を限定) - I only saw him.
→ 私は彼を見ただけ(動作を限定) - I saw only him.
→ 私は彼だけを見た(目的語を限定)
👉 位置によって意味がガラッと変わるので、「何を限定しているのか」を意識しましょう!
▶ even:意外性や強調を表す副詞
even は「〜でさえ」「〜までも」「しかも」など、予想外の驚きや強調を表す副詞です。
📌 例文比較
- Even she could solve the problem.
→ あの子でさえその問題を解けた - She even solved the hardest question.
→ 最も難しい問題までも解いた(他にもいろいろ解いた上で) - She solved even the hardest question.
→ 解いた中で最も難しい問題でさえ解いた
👉 「意外性を加える位置」を変えることでニュアンスが変化します。
▶ just:多様な意味をもつカメレオン副詞
just は「ちょうど」「たった今」「〜だけ」など、意味が多彩な副詞です。
そのため、文の中でどこに置くかが非常に重要です。
📌 例文比較
- I just called you.
→ たった今電話したところ(時間的ニュアンス) - I just want to help.
→ ただ手伝いたいだけ(目的の限定) - I want to help just you.
→ あなただけを助けたい(対象の限定)
👉 柔らかく、控えめに伝えたいときにも活躍する副詞です。
✅ まとめ表
副詞 | 主な意味 | ニュアンスの違い | 注意点 |
---|---|---|---|
only | 〜だけ | 限定対象により意味が変わる | 主語・動詞・目的語など位置に注意 |
even | 〜さえ・までも | 意外性・強調 | 想定外にフォーカス |
just | ちょうど・だけ | 限定・直前・軽い口調 | 意図をはっきりさせる |
✏️ ワンポイントアドバイス
副詞はどこに置くかで文の意味が大きく変わります。
聞き手・読み手に伝えたい焦点がぶれないように、副詞の配置を意識することが、伝わる英語への第一歩です!
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