🔤 基本の意味
「pick」は「選ぶ・拾う・摘む」というイメージを持つ動詞。
基本的には「いくつかある中から、手で取って選ぶ」というニュアンスがあるよ。
🎯 なぜネイティブは「pick」をよく使うのか?
🪴 理由①:選ぶ行為は日常にあふれているから
ネイティブが日々使う「選ぶ」動作には、形式ばらない**「pick」**がぴったり。
✅ 例
- pick a movie / pick a place / pick a time
→ 映画や場所、時間など、日常の小さな選択で使う
✅「choose」よりもカジュアルで口語的
💬 A: What do you want to eat?
B: I don’t know. You pick.
(何食べたい?ーわかんない。あなたが選んで。)
🔍日本語で「決めて」「選んで」ってよく言う場面。英語では You pick で済む。便利で自然。
🚗 理由②:「拾う・迎えに行く・買う」がぜんぶ言える便利な句動詞「pick up」があるから
✅ 例
- pick up the phone(電話を取る)
- pick up my friend(友達を迎えに行く)
- pick up some groceries(食料品をちょっと買ってくる)
🔍「取る・拾う・ついでに何かする」など、日本語で動詞を分けてしまうところが、英語では pick up 一語で済む。
💬 I’ll pick you up at 7.(7時に迎えに行くよ)
🧠 理由③:ネガティブな意味でも感情が伝えやすい
✅ 例
- pick on someone(からかう・いじめる)
→ わざわざ人を選んで攻撃する=「目をつける」
💬 Stop picking on me!
(いちいち私のことばかり言わないで!)
🔍ネガティブな感情表現も「pick」で簡単に伝わる。
🍽️ 理由④:「pick at」でちょこちょこした動作や心理が表せるから
✅ 例
- pick at one’s food
→ 食べ物をつつく → 食欲がない・気が乗らない
💬 He just picked at his dinner.
(夕食をつつくだけだった)
🔍「心理+動作」を1つの動詞で伝えられる便利さがある。
🧾 結論:pickは「軽くて便利で感情も込められる」から使われる
特徴 | 日本語との違い |
---|---|
✅ 選ぶ行為にカジュアル | 「choose」はちょっと堅い・丁寧すぎる場合がある |
✅ 「手で取る」動作の比喩が多い | 日本語は意味ごとに動詞を分けることが多い |
✅ 感情を込めたニュアンス表現ができる | pick on, pick at など |
✅ 日常動作に広く対応 | pick up だけで何通りもの意味をカバー |
✅ よく使うフレーズと意味
表現 | 意味 | 備考 |
---|---|---|
pick up | 拾う、(人を)迎えに行く、買う | とても頻出!句動詞として覚えたい |
pick out | 選び出す | 「pick up」と違い、選択の意味が強い |
pick on | いじめる、目をつけてからかう | ネガティブな表現 |
pick at | 少しずつ食べる | 食べ物をちょこちょこ触る感じ |
🗣️ 会話での使い方
- Can you pick me up at the station at 6?
→ 6時に駅まで迎えに来てくれる? - I picked up some snacks on the way.
→ 道すがらお菓子をちょっと買ったよ。 - She picked out a dress for the party.
→ 彼女はパーティー用のドレスを選んだ。 - Stop picking on your little brother!
→ 弟をいじめるのはやめなさい! - He just picked at his food and didn’t eat much.
→ 食べ物をちょこちょこつつくだけで、あまり食べなかった。
💡 覚えておきたいポイント
- pick は「迷って選ぶ・手で取る」イメージ。
- 「何を pick するのか(目的語)」と、「どこから(from 〜)」を意識すると文が自然になるよ。
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