ネイティブが使い分ける、意外と知らない視点
◼ なぜ「wait」だけじゃだめなの?
日本語では「待って」は1言ですむけれど、英語では「どう待つか」まで考えるのがネイティブの覚醒。
一言に「待って」と言っても、想いは伝わらないことも。
◼ よく使われる3大表現
✨ wait 【基本、一般的、但し正式的】
- 意味:ただ止まって待つ
- 場面:公式な場所/文法的に正しい表現
例:
- Please wait here.
- Can you wait a moment?
△カジュアルな場面では、かなりこわく聞こえる場合もあるので、“Hang on” や “Hold on” の方が自然なことも。
✨ hang on 【カジュアル&視点返上】
- 意味:ちょっと待って。そのままで。耐えて
- 場面:友人、家族、カジュアルな電話対応
例:
- Hang on! I’ll be right there.
- Hang on, you’re doing great!
△ 不安な状況を持ちこたえて、誰かを助けたいという気持ち も含まれる表現
✨ hold on 【ややていねい、電話でよく使う】
- 意味:そのままで待つ / 切らないで
- 場面:電話対応、ビジネス場面
例:
- Hold on, I’ll check.
- Hold on a second.
△続けて聞いてね!という、コミュニケーションを切らない気配りを示す
◼ この三つの違いを表にまとめると
表現 | ニュアンス | フォーマル度 | 使用場面 |
---|---|---|---|
wait | 基本。止まる。味添えなし | ○️️️ | 公式、正式、文法的 |
hang on | カジュアル。耐えろ、がんばれ | ○️️ | 友人、カジュアル、誘導 |
hold on | 切らないで。続けて | ○️️️ | 電話対応、ビジネス |
◼ その他の「待って」表現
- Just a sec / Just a minute
- 意味:ちょっとだけ待って
- Give me a moment
- 意味:少しだけ時間ください
- Bear with me
- 意味:(一時的な)不便を耐えて付き合ってね
- カスタマーサービスでよく使われる
◼ まとめ:ネイティブの「待って」は感覚表現
日本語の「待って」をそのまま翻訳するのは危険!
ネイティブは「どんな気持ちで待ってほしいか」を言葉にしています。
それこそ、カジュアルでも人sensitiveな表現が流行っているのです。
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