ー相手に対してではなく、言いたい・伝えたい言葉に注目するー
◼ 意味の根本
say = 言葉を口に出して発する
🔍 ポイントはここ:
- 「誰に言ったか」ではなく「何を言ったか」にフォーカス
- 声に出した“言葉そのもの”が主役になる動詞
たとえば:
- ❌ I said her.(×)
- ✅ I said “I’m sorry.”(〇)
➡ **“言葉”が来れば自然、“人”**が来ると不自然。
◼ 基本パターンと例文解説
パターン | 例文 | 意味・使い方のヒント |
---|---|---|
say + “言葉” | He said, “I’m tired.” | セリフをそのまま引用。英語の基本中の基本。 |
say + that節 | She said that she was busy. | “that”節を使うことで引用を間接的に言い換えられる。会話でも書き言葉でもよく使う。 |
say to + 人 | He said to me, “Good job.” | “人”を入れたい場合は 必ず “to” をつける。 ※ “He said me” は文法ミス! |
◼ よくある誤用と修正
❌ He said me “Thank you.”
✅ He said “Thank you.”
✅ He said to me, “Thank you.”
まとめ:
- “say” は「言葉」にピントを合わせる
- 「誰に言ったか」を強調したいなら “tell” を使おう(例:He told me.)
◼ ニュアンス別の使われ方(表現フレーズ集)
表現 | 意味 | 使われ方のコツ |
---|---|---|
That is to say, | つまり、言い換えれば | 書き言葉で丁寧に説明を続けたい時に使える |
You can say that again. | ほんとそうだね!(完全同意) | カジュアルな会話で “まさに!”と気持ちをこめたい時に |
Needless to say, | 言うまでもないけど | メールやプレゼンの冒頭で、ややフォーマルな印象に |
Say hello to her (for me). | 彼女によろしく伝えて | 「よろしく」と伝言を頼む時に自然な英語表現 |
◼ 「say」はこんなとき使う!
シーン | 使える表現 |
---|---|
セリフを引用したいとき | He said, “Let’s go.” |
自分の意見を伝えたいとき | I said that it was too expensive. |
他人に伝言を頼むとき | Say hello to your mom for me! |
完全同意を表したいとき | You can say that again! |
◼ まとめ
✔ say は “何を言ったか” を重視する動詞
✔ 「誰に言ったか」は基本的に含まない(入れたければ “to 人”)
✔ 相手や伝達そのものが主語になるときは “tell” を使おう
(例:He told me the truth.)
✔ “say” は「語尾を知りたいとき」「セリフ引用」にぴったり
→ “What did he say?”「彼、何て言ってた?」
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