英語ネイティブが感じている「形容詞」の世界:パート12 特別編 【文法の壁シリーズ】a があるかないかで意味が逆転!?

基本英単語・表現

– little / few の“たった一文字”に泣かないために –

🟡 はじめに:なぜ日本人はここでつまずくのか?

英語学習をしていると、 「a few」「few」「a little」「little」

…どれがどれだったっけ?

という迷いに、一度はぶち当たるもの。

実は、これは日本語に「加算・不可算」という分類がないこと、 そして「a の有無で意味が逆になる」ような表現が少ないことが原因。

つまり、英語的な感覚に切り替えないと、この壁は突破できないんです。

でも大丈夫。この記事を読めば、 「なんでこの4つがややこしいのか」ではなく、 「なるほど、そういうことだったのか!」と納得できます。


✅ ルール1:「名詞の種類」で分かれる

使う形対応する名詞意味の基本
few / a few可算名詞(数えられる)
little / a little不可算名詞(数えられない)

👉 まずはここが出発点。

  • book, coin, friend → few / a few
  • water, time, money → little / a little

数えられるか?数えられないか?でまず分ける!


✅ ルール2:「a の有無」で意味が逆転する

ニュアンス例文
a few少しある(ポジティブ)I have a few coins. → 何枚かあるよ
fewほとんどない(ネガティブ)I have few coins. → ほぼゼロ…
a little少しある(ポジティブ)I have a little money. → まあ何とかなる
littleほとんどない(ネガティブ)I have little money. → これはピンチ…

つまり、

  • “a” があると「なんとかなる」
  • “a” がないと「厳しいぞ」

という、感情的な余裕の差があるんです。


🧠 感覚でつかむ!ヒデキ式覚え方

☕ 「a」があるときは“まあ大丈夫”

😰 「a」がないときは“それじゃ足りないかも…”

  • a few friends → 何人かいる → OK!
  • few friends → ほとんどいない → 寂しい!
  • a little hope → 少しは希望がある → いける!
  • little hope → ほぼ絶望 → 映画のタイトルか!?

📊 まとめ表

表現対応名詞意味ニュアンス
few可算名詞ほとんどないネガティブ(数)
a few可算名詞少しあるポジティブ(数)
little不可算名詞ほとんどないネガティブ(量)
a little不可算名詞少しあるポジティブ(量)

💬 よくある間違い&言い換えアイデア

✖ I have few money. → ❌ money は数えられない! ✔ 正しくは:I have little money.

✖ I drank few water. → ❌ water も不可算! ✔ 正しくは:I drank little water.

👍 数えたいときは、**units(単位)**を入れよう!

I drank a few cups of water.(コップ何杯かは飲んだよ)


🎯 しめくくり:この4つの使い分けが分かれば、英文の精度が一気に上がる!

この little / few の使い分けは、英語における「伝わる or 伝わらない」の分岐点。

たった一文字で意味がガラッと変わるこの世界。 でも、それを知ったあなたなら、もう迷わない。

「I have a little knowledge about this.」

この “a little” に込められた、自信と謙虚のバランス。 そんな“絶妙さ”を使える人が、英語上級者の世界に近づいていくんだ。


さあ、「few」と「little」の霧が晴れた今、 次は実際の会話で、“ちょっとした言葉の選び方”を磨いていこう!

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