– little / few の“たった一文字”に泣かないために –
🟡 はじめに:なぜ日本人はここでつまずくのか?
英語学習をしていると、 「a few」「few」「a little」「little」
…どれがどれだったっけ?
という迷いに、一度はぶち当たるもの。
実は、これは日本語に「加算・不可算」という分類がないこと、 そして「a の有無で意味が逆になる」ような表現が少ないことが原因。
つまり、英語的な感覚に切り替えないと、この壁は突破できないんです。
でも大丈夫。この記事を読めば、 「なんでこの4つがややこしいのか」ではなく、 「なるほど、そういうことだったのか!」と納得できます。
✅ ルール1:「名詞の種類」で分かれる
使う形 | 対応する名詞 | 意味の基本 |
---|---|---|
few / a few | 可算名詞(数えられる) | 数 |
little / a little | 不可算名詞(数えられない) | 量 |
👉 まずはここが出発点。
- book, coin, friend → few / a few
- water, time, money → little / a little
数えられるか?数えられないか?でまず分ける!
✅ ルール2:「a の有無」で意味が逆転する
形 | ニュアンス | 例文 |
a few | 少しある(ポジティブ) | I have a few coins. → 何枚かあるよ |
few | ほとんどない(ネガティブ) | I have few coins. → ほぼゼロ… |
a little | 少しある(ポジティブ) | I have a little money. → まあ何とかなる |
little | ほとんどない(ネガティブ) | I have little money. → これはピンチ… |
つまり、
- “a” があると「なんとかなる」
- “a” がないと「厳しいぞ」
という、感情的な余裕の差があるんです。
🧠 感覚でつかむ!ヒデキ式覚え方
☕ 「a」があるときは“まあ大丈夫”
😰 「a」がないときは“それじゃ足りないかも…”
- a few friends → 何人かいる → OK!
- few friends → ほとんどいない → 寂しい!
- a little hope → 少しは希望がある → いける!
- little hope → ほぼ絶望 → 映画のタイトルか!?
📊 まとめ表
表現 | 対応名詞 | 意味 | ニュアンス |
few | 可算名詞 | ほとんどない | ネガティブ(数) |
a few | 可算名詞 | 少しある | ポジティブ(数) |
little | 不可算名詞 | ほとんどない | ネガティブ(量) |
a little | 不可算名詞 | 少しある | ポジティブ(量) |
💬 よくある間違い&言い換えアイデア
✖ I have few money. → ❌ money は数えられない! ✔ 正しくは:I have little money.
✖ I drank few water. → ❌ water も不可算! ✔ 正しくは:I drank little water.
👍 数えたいときは、**units(単位)**を入れよう!
I drank a few cups of water.(コップ何杯かは飲んだよ)
🎯 しめくくり:この4つの使い分けが分かれば、英文の精度が一気に上がる!
この little / few の使い分けは、英語における「伝わる or 伝わらない」の分岐点。
たった一文字で意味がガラッと変わるこの世界。 でも、それを知ったあなたなら、もう迷わない。
「I have a little knowledge about this.」
この “a little” に込められた、自信と謙虚のバランス。 そんな“絶妙さ”を使える人が、英語上級者の世界に近づいていくんだ。
さあ、「few」と「little」の霧が晴れた今、 次は実際の会話で、“ちょっとした言葉の選び方”を磨いていこう!
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